出会っても出会ってない!本当の“出会い”とは?
〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、
AI時代に必要な新しい教育、組織、チームプレイを創るため、
変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。
「出会い」について整理してみたいと思います。
出会いは、日常にたくさんあります。
意識的にも無意識的にも
毎瞬毎瞬、多くの出会いを積み重ねています。
その1つ1つがキラキラと輝いているものであれば、
蓄積した人生も、また、キラキラ輝きを増していくのではないでしょうか。
実は出会ってない
人と人だけでなく、景色や、看板、
出来事や、事件など、様々な出会いがあります。
でも今まで「出会っている」と思っていることが、
実は「出会ってない」と言わざるを得ません。
どういうこと?
右手と左手をパンッと合わせてみてください。
音が出ます。
右手と左手が出会って音が出る。
出会いは、2が必要です。
認識する側(主体) と 認識される側(対象)がなければ、
出会いは起こすことができません。
認識される側(対象)が1つだったとしても、
認識する側(主体)によって、様々な感情や考えを生み出します。
同じ映画を観ても、100人いれば100通りの映画が上映されているように、
人それぞれに認識する映画は異なります。
それは「観点」がみんなバラバラだからです。
観点は、映画館で言えば、まだ映像が流れてないスクリーンです。
スクリーンに映し出される映画は、スクリーン上にしか映りません。
スクリーンの範囲が人それぞれ決定されていて、固定されているのです。
人間は観点(スクリーン)を超えて、
物ごと、出来事などの対象と出会ったことがなく、
常に観点の中、スクリーンの中の物ごと、出来事と出会っています。
何を見るにも観点が働いています。
右を見ても、左を見ても観点。親を見ても、子供を見ても観点。
恋人を見ても、友達を見ても観点。
過去を見ても、未来を見ても観点です。
自分の観点の中としか出会えないから、
同じ失敗をいつも繰り返してしまう。
新しいことを始めてもすぐにマンネリしてしまう。
相手の可能性がみえず、関係性が深められない。
自分以外の人やものに関心を持つことができない。
何をやっても面倒くさい。つまらない。
ということが起こっています。
本当の出会いとは?
出会いとは、字のごとく、
「出て、会う」ことです。
何から出ることで本当の出会いができるのか。
それは観点の外、スクリーンの外です。
自分だけの観点の外に出ても、
それは人間の観点の中です。
人間の観点からも出て、動物の観点、植物の観点、物質の観点、
エネルギーの観点さえも出る。
すべての観点の外に出たときに出会えるのが、
本当の自分であり、無限の可能性そのもの、大自由な尊厳そのものです。
何十にも入り込んでいる観点から自由になるためには、
観点を理解し、観点の仕組みを理解し、
外に出る技術を身につけることが必要です。
これからのAI時代には必須技術です。
それは、AIとは、人間の観点の中でできることを
人間よりも正確に、速く、精密にすることができるからです。
AIにはできない仕事をするためには、
観点の外に出る。
そこに人間にしかできない仕事を創造していきましょう!