【nTech用語集】機械的条件反射
〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、
AI時代に必要な新しい教育、組織、チームプレイを創るため、
変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。
未来技術である “ nTech ”
出発が違うので、単語の意味も今までのイメージとちょっと違います。
わかりにくい言葉も多いというお声を頂くので、説明していきます。
機械的条件反射
人間は知らず知らずの内に、この機械的条件反射によって
意思決定し、考え、感情、言葉、行動、関係構築を繰り返しています。
私たちが知らなければならないのは、
すべてが機械的条件反射の中であることです。
<考え・感情>
否定的な言葉を言われて → 傷つく、悲しくなる
忙しい状況に → イライラする
褒められて → ウキウキする
美味しいものを食べて → 幸せな気分になる
これらの考え、感情は条件反射の結果、生まれたもので、
実は、今ここ感じることや、目の前のものとは関係がありません。
<意思決定>
人が多いから → 出かけるのをやめよう
困っている人がいたら → 力になろう
笑顔じゃない人がいたら → 笑わせよう
人がいたら → とりあえず笑おう
意思決定においても、
プログラミングされているように、
A だったら → B と結論が決まっています。
自分で決めていると思っていること、
自分の中から生み出していると思っていることが、
実は、自分で決めていることは1つもないのです。
例えば質問です。
あなたは車を運転しています。
助手席には友達がいます。
現在地から、富士山という目的地に行くのに、
主導権を握っているのは誰でしょう?
正解は、運転しているあなたではありません。
主導権は道によって決まっています。
あなたは道なきところ突っ切って、目的地に行こうとはしないですよね?
道がある中で選択しているに過ぎないのです。
既に制限され、限られた中で選択しているので、
なぜ、道ができているのか、
なぜ、道がこの経路に造られているのかはわかりません。
わからない中で、選択しているので、
しっくりしない、もやもやするのはそのせいです。
本当は自由に無限の可能性から選択する生き方ができます!
機械的条件反射の生まれる前に戻ることで、
仕組み・構造を理解することができ、
機械的条件反射に支配されない、道具に使うことができるのです。