変化の始まりは “ 認識 ” から

ー自分と自分の宇宙は実在しないー すべての問題の始まりは「自分がある」という人間共通の認識から。今までをAll Zero化した 「0=∞=1」から認識する新しい基準点。  本物のチームプレイ完成に向けてチャレンジしています!

父との関係性 〜 暗黒時代編 〜

〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、

AI時代に必要な新しい教育、組織、チームプレイを創るため、 

変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。

 

今回は、私の父を紹介したいと思います。

母はもちろん、子供の頃に一緒にいる機会が多く、

影響を受けることは言うまでもありませんが、

私の人生において、父はとても接点が多く、

今の私に多大な影響を与えています。

 

父は、2010年9月に亡くなりました。

亡くなる2〜3年間は、交流機会が増え、いろんなことを話すようになりました。

私は父の一番の理解者になれたのでは、と思っています。

 

でもその前までの7年間は、

二度と経験したくないくらい辛く、苦しい7年間でした。

父との関係性は「噛み合わない、通じない、解り合えない」という感じです。

 

父の特徴をお話しすると、

短気で感情的。感情は抑えずにはいられないタイプ。

声が大きく、筋が通らないことには断固として反対。

かと思えば、自分のルールが絶対。

「義理、人情、常識、礼儀」が口癖。

昭和9年生まれで、仕事は建築関係で、現場監督もやってたし、

店舗内装や、施工管理などもやっていましたね。

 

f:id:yoshikoyamaguchiblog:20180728234235j:plain

 

暗黒の7年間

父とは、似た者同士であるにも関わらず、

考え方や価値観は全く違う基準を持っていました。

似ているところといえば、短気で感情的。

すぐに感情をお互いぶつけ合い、噛み合わないまま衝突して

口だけで収まらなければ、物が飛んでくるか、

食器が割れるか、壁や障子に穴が開くかと

とにかく激しかったです。

 

高校生までは、そんな父の支配下…と言ったら、

大げさに聞こえるかもしれませんが、

私の世界からしたら、そのくらいの拘束力です。

 

それでもやりたい事をやりたい!と

高校卒業後は、反対を押し切ることを覚え、

自分のやりたい事をやるんだー!と1人暮らしを強行突破し、

パン職人として働き始めました。

 

ネットワークビジネスに反対され、

仕事を辞めさせられ、1人暮らしから実家に連れ戻され、

振り出しに戻る。

 

そこから反撃に出て、

家出、鬱のふり、論理で説得などなど、

反撃に反撃を繰り返して、話せば伝わらないし、通じないし、衝突。

父と私はそんな関係でした。

特にしんどかったのが、この7年間。

 

考え続けた質問

あらゆる道を模索して、

「自分のやりたい事をやる為にどうするのか?」

その答えを常に常に、考え続けた7年間でした。

 

父という存在を無視して、

どんなに反対されても強行突破するという方もいるかもしれません。

でも、私の場合は強行突破して家出した時、

やり場のない怒りを、母への暴力という形で矛先が向いてしまいました。

 

家出をしたのは、生涯で1度だけです。

母への暴力になることは目に見えていたので、

2度と家出という選択肢を選ぶ事はありませんでした。

 

なので、自分のやりたい事をやる為には、

必ず父との関係を改善しないとならない環境だったので、

そこに向き合い、突破することができたのも事実です。

 

家出から7年間をかけて、関係を改善し、

そこから、やりたい事をやることができるようになりました。

 

7年かけてでも諦められなかった事であり、

絶望的な関係からその状態を突破し、改善する事ができたのが、

今の仕事になっているnTechです。

 

nTechは、技術であり、プロジェクトであり、

仕事であり、商品であり、教育です。

 

小さい頃からはまったことがない、

本気になれることがなかった私の

“ 本気のスイッチ ” を入れてくれた技術でもあります。

 

この技術に出会えたのも、父のお陰です。

父が形にできなかった夢を

現実化することができるのも、この技術あってのことです。

私が現実化することで、父にプレゼントできたらと思います。

 

f:id:yoshikoyamaguchiblog:20180729000053j:plain