変化の始まりは “ 認識 ” から

ー自分と自分の宇宙は実在しないー すべての問題の始まりは「自分がある」という人間共通の認識から。今までをAll Zero化した 「0=∞=1」から認識する新しい基準点。  本物のチームプレイ完成に向けてチャレンジしています!

人間関係の問題を繰返す相手に、気づかせるべき本当の「絶望」とは?

〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、

日本の中でもここ大阪から、「世界基軸教育」を拡げていくことで、

1人1人の「輝き」を発揮できる個人、組織、社会につくり変えていく

マインドームインストラクターの山口禎子です。

 

最近深めているテーマ「絶望」

身近な出来事から深めてみたいと思います。

 

転職を繰り返しているAさんから相談がありました。

Aさんとは5年ほど前からの付き合いで、交流している方です。

その間、決まって職場で上司との関係性が悪くなり、

評価を得られず、次の職場へ転職する、ということを何度か繰り返していました。

  

具体的には、Aさんは仕事に対して、とても責任感が強く、

Webデザイナーとしてクオリティーの高い仕事をする、

クライアントにも高い評価を得られるスキル、能力を持っています。

 

社内でも最初は評価を得られ、期待され、いろんな案件を任されますが、

上司から「時間がかかりすぎる」ことに対して、指摘を受けるようになります。

 

Aさんは丁寧で、納得のいく、クライアントにも感動してもらうような

クオリティーの高い出来上がりを目指しているため、

そこにかかる時間は気になりません。

 

どんなに時間をかけてでも、クオリティーの高さを目指す、Aさん

時間をかけずに、クライアントを満足させる仕上がりを求める、上司

 

何を基準に判断するのか____

 

それによって、時間のかけ方や、優先順位が変わってきます。

その基準が違うということは、お仕事だけでなく、

人と一緒に何かを取り組もうとする時、

必ずと言っていい程、起こる身近な問題です。

 

Aさんはいつも自分の仕事ぶりを評価されない、

わかってもらえない、でも曲げたくないと、

上司との関係悪化を避けられずに転職しています。

 

Aさんは何を変化する必要があるでしょうか?

  

我慢して合わせていればストレスが溜まりますし、

自分のやり方を押し通したとしても、限界がきますし、

どちらにしても、根本的なAさんの悩みは解消されません。

 

この状況を何度も何度も繰り返していくことは、「絶望」でしょう。

パターンだとはわかっても、変えることができない。

誰にも伝わらない、わかってもらえない、孤独な状態です。

 

でも、この経験から感じるレベルの絶望は、

実は本当の絶望とは言えません。

 

 

注目すべきは、

Aさんがなぜ、何よりもクオリティーの高さを目指してしまうのか...

 

 

理由は、Aさんがずっと抱えている自分に対しての問題意識。

「自信が持てない」

 

 

Aさんはこの問題を、

「クオリティー高い仕事をする」ことで評価を得て

自信を付けよう、解決しようと頑張っていたのです。

 

でも、どんなに賞賛されても評価を得られても

「自信が持てない」ことに変わりがなく

ずっと悩みは解消されていなかったのです。

 

解決しようと頑張って取り組んでいたことが、

結果、問題の解決に繋がっていないということは、

実は意外によくあることです。

 

 

このAさんの場合、評価を得られても、得られなかったとしても、

「自信が持てない」ということには関係ないということです。

 

そして、もっと言ってしまえば、

Aさんの能力や経験、実績がないからでもありません。

Aさんの努力が足りないからでもありません。

また、Aさんの育ってきた環境によるものでもないのです。

 

本当に知らなければならない「絶望」とは、

 

同じパターンを繰り返してしまう自覚があっても、

1mmも変えることができないこと。

 

いつも自分が自ら決めつけた基準から、

決して自由になれないこと。

 

自分が見たり、経験した世界は、

誰1人とも100%共有できないこと。

 

なので、誰にも伝わらない、わかってもらえないし、

同時に、誰のことも受け取れない、わかることができないために、

人と本当の交流はしたことがなく、

関係を深めていくことができない状態であるにも関わらず、気づいてなく、

期待しては裏切られ、傷つき、傷つけ、お互い傷だらけの状態なのです。

 

そしてその状態は、個人の問題ではなく、

人間が共通して持っている問題であり、

みんな傷だらけであるということです。

 

そして、その問題は、人間が認識する脳の機能的な問題であること。

誰のせいでもない、

初期設定された仕組みの中にいただけだったのです。

 

 

ここでのポイントとしては、

個人の問題の内容を解決しようとするのではなく、

人間共通の問題として、

あらゆる問題に共通する仕組み・構造の問題解決に向かうことです。

 

問題を生み出す、仕組み・構造が変わらなければ、

結果的に問題を繰り返してしまうことは当然のことです。

仕組み・構造の中にいて、そこにいることを気づかずに、

どんなに楽しもう、成長しよう、変化しようとしても

エネルギーを消費して、また同じ繰返しになってしまうのです。

 

 

本当の絶望を理解して、同じ繰返しの連鎖から脱しましょう!

 

 

本当の絶望に対してピンと来ないという方は、

絶望を深められるワークショップが開催されています。

 

本当の絶望の先にある、二度と絶望しない本当の希望に

1日でも早く、出会って頂けることを願っています。

 

 

 

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