違いを尊重し、オリジナリティに溢れた社会が “個性” を潰す理由
〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、
AI時代に必要な人づくり、組織づくりを実現するため、
新しい変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。
今の時代、様々な場面、あらゆる分野で、
新しい時代の方向性について、
今までと今からを表現するフレーズをよく耳にします。
世界の中で唯一日本だけが、
独自の元号を使っています。5月1日から施行された「令和」という新元号。
日本だけでなく、世界からみても、このタイミングというのは、
とても意味のあるタイミングだと感じています。
画一的な世界ではなく、それぞれの良さ、オリジナリティを重視して、
生まれたのは複雑性、多様性です。
洋服やカバンなど、形のある商品はもちろんですが、
働き方、仕事に対しての捉え方、考え方、生き方もまた、
多様化し、複雑化が進んでいます。
それぞれが好きなように、違いを尊重し、オリジナリティを打ち出して、
自由にクリエイトすればする程、世の中は、複雑、多様な世界になっていきます。
それが個性を活かすこと、活かされていることだと思ってきた社会。
ですが一方で、複雑、多様な世界になれば成る程、
表面的な物事の捉え方(認識)では、摩擦、衝突が増えて、
思い通りにならないことも増えていき、
結果的に個性を活かすことが、できない社会になっています。
時代の全体像から、整理した時に、Nohさんはこのように整理しています。
ポストモダニズム以降に蔓延する複雑性、多様性、多元性、特別性、個別性が生み出す酷い格差社会を大統合するには、今までの様に薄っぺらい表面意識で物事を認識していては、ますます摩擦や葛藤が深刻な状態に陥ります。
令和という新元号に寄せて シリーズ ⑦ すべての感覚を生み出すしなやかで折れない不動心で心の時代をリードする令和ジャパンになろう - Noh Jesu 公式ブログ|ティール(teal)組織の進化版「Dignity ティール組織」のイベントを開催中
これまでに生み出されてきた多様性や複雑性を
活かしていく為には、共通土台が必要です。
こんなにも複雑、多様化した世界を、
どのように統合して、共通土台をつくることができるのか?
複雑を生み出している主体は人間です。
人間の中でも「脳の機能」が作用した結果です。
それは個性でもありますが、
多様化、複雑化させていく脳の機能だけに固定されていては限界です。
共通土台を創るためには、脳の機能の限界を超えて、
新しい融合、統合の方向性に向かっていかなかればなりません。
共通土台があるからこそ、違いを活かし、
それぞれの役割や良さを引き立てることができるのです。
世界に向けて号令をかけた「令和の幟(のぼり)」
繊細で、細やかさを極めた分、
複雑、多様に溢れている日本人が、
世界の中でもその限界を突破してリードしていける
実践モデルになれることを確信しています。
物質文明から精神文明へ
自己実現から自己超越へ
あらゆる基準が大反転するこれからの時代を
一緒に楽しんでいきたいと思います!