理想と現実
〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、
AI時代に必要な新しい教育、組織、チームプレイを創るため、
変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。
理想と現実
これはよく対比して使われる言葉ですが、
今でも忘れられないエピソードがあります。
小学校の穴埋め問題に出てくる問題でした。
次の対義語を答えない。
理想 ⇔
このような問題に、皆さんは間違いなく「現実」と答えるでしょう。
小学生の頃は、覚えた通り、答えて正解の○をもらう。
それに対して何の疑問も感じませんでした。
中学生になったある日、私は気づいてしまいました。
この答えはおかしい!
この答えを答えさせるのはおかしい!
「理想」の反対が「現実」であれば、
理想と現実が関係のないような、
全く反対方向のような、そんなイメージになってしまいます。
まるで理想は現実では叶わないような
無意識にそう思ってしまうのではないか。
そこに危機感を感じました。
いろんな感情が湧いてきました。
そんな私が次に出た行動は、
小学1年生の時に担任だった大好きな信頼ある先生へ手紙を書いたんです。
今、思えば、よくそんなことしたなと思います。
先生も手紙をもらって困った事でしょう(笑)
直接その手紙に対してのお返事は来ませんでしたが、
年賀状のやり取りは続いていました。
皆さんはどう思いますか?
それ以降、理想と現実に対して、
私はこんな風に考えるようになりました。
理想は掲げて向かっていきますが、
現在地と理想を結んだ延長線上に現実がある。
だから理想と現実は関係ないものではなく、
繋がりある同じ方向性に向かっているものだというイメージです。
中学生の頃の気づいた事ですが、
今もその時の衝撃を忘れないように、
日頃の1つ1つの些細な気づきがとても大切だと感じました。
今日の気づきがまた、数年後にも影響を与えるきっかけになるんだなと
未来に思いを馳せたのでした。