判断するベースの『認識』とは?
『認識』とは?
『認識』とはどういうことでしょう?
何気なく使っている言葉ではありますが、
説明するとなると難しいのではないでしょうか。
インターネットで検索してみると、下記のような意味で説明されています。
簡単に言ってみると、
物事に「名前」をつけて「理解」し、
さらにそこに「意味」や「価値」を付けることを『認識』と言えます。
もう少し違う言い方をしてみると、
物事を「こういうもんだ」と結論づける=判断することです。
例えば、
「これは、リンゴだ」とか、「今日は昨日より寒いな」ということや、
「このリンゴは美味しいな」とか、
「寒くなってくると、鍋が食べたくなるな」 など、
日常の中で、私たちはたくさんのことを、
理解し、意味や価値を付けて、それを元にあらゆる判断を繰り返しています。
なんでもない日常のことで、
なんの問題も感じないと思います。
が、しかし!
ここに見えない、隠された問題があります。
何をベースにして『認識』するか?
そんなことは考えたことも無い方が多いと思います。
何をもって、何を根拠に、私たちは
日常のあらゆる物事を『認識』して、
それによる判断を行っているのでしょうか?
『認識』していることがそもそも間違っていたり、
未熟なものだったり、限界があれば、
そこから「判断」することも上手くいかないですよね。
この『認識』のベースを知ることは、
実はとても重要なことです。
『認識』するためには、必ず「観察・観測」が必要になります。
情報データをInputするということです。
私たちが自分に情報データをInputする時、
「観察・観測」する為の道具として使うものは...
人間の5感覚と脳
人間の5感覚と脳にはどんな機能があるでしょうか?
人間の5感覚
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚
人間には5つの感覚機能を使うことができます。
例えば、
目に見える視覚は、人間で認識できる範囲が決まっています。
大体、波長が380nm〜780nmと言われています。
それ以外は、赤外線や、紫外線、X線など、
人間には見えない(認識できない)ですが、
特殊な機械、フィルターを通すと人間にも視覚化することができます。
「無い」訳では無いけど「見えない」
部分的な限られた範囲の情報データであると言えます。
これは、他の4感覚に関しても同じように、
人間の認識できる範囲が部分的で、限られています。
脳の認識機能
各感覚から取り入れた情報データを
最終的に『認識』する機能を持っているのが脳です。
脳の『認識』する機能には、決まった特徴があります。
それは、私たちが日常の生活をしていく中で、
瞬間、瞬間で、膨大な量の情報を処理して、判断しなければならないからです。
いかに高速で、瞬時に判断できるようにという
機能になっています。
普段、脳の『認識』は自動的に行われていて、
私たちが考えなくても働いてくれているので、
どんな風に『認識』しているかと意識することはあまりありません。
◆脳の『認識』の特徴(クセ)
①部分だけを取る
②違いだけを取る
③過去と繋げて取る
④有限化させて取る
この脳の『認識』の特徴・クセを知ることは、
脳を活用して、機能的な限界を補うことができることでもあります。
様々な能力開発や、自己啓発では、
『認識』した結果に対して、それを活用した方法や、
テクニック・ノウハウが多く開発されています。
でも、その根底の『認識』をそのままに活用しても、
結果は変わりません。
まずはこの脳の『認識』を理解する
『認識』の原因やプロセスを変化するアプローチをしていくことは、
形がなく、わかりにくいと感じかもしれませんが、一番の早道です。
ベースから変化していく本当の変化を
セッションやセミナーでご案内しています。
yoshikoyamaguchiblog.hatenablog.jp
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