だまされないぞ!と疑いの強い人が、実は陥っている“落とし穴”
〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、
AI時代に必要な人づくり、組織づくりを実現するため、
新しい変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。
「人にだまされないぞ!」と、
日頃の日常会話や、会社でのお仕事でも、
人と話す時には、たいていの場合、そう思いながら、
コミュニケーションされているという方の相談を頂きました。
彼女は、どんなに仲のよい相手や、家族であっても、
根底には常に「だまされないぞ」と思いながら、交流しているというのです。
そのため、相手の言っていることが理解できて、納得できることであっても、
「言っていることはわかる」と思いつつ、
「本当にそうなのか?」とか、
「そうじゃなかったとしたら...⁉︎」とか、
余計なことを考えてしまい、いつも頭の中で喋っていて、
自分に対してツッコミを入れているそうです。
疑り深いという自分の性格は自覚していても、
ずっと繰り返してしまう、余計な考え。
常に頭の中で納得とツッコミを繰り返しているので、
すごくエネルギーを消耗していて、疲れてしまいます。
また、言っていることを納得しているにも関わらず、
疑ってしまうので、自分の判断にもどんどん自信がなくなっていきます。
さらにこの状態が続いていくと、
人の話が全く聞けない人になる可能性が高いです。
なんとかしたいと思っても、
何をどう変えたらいいのか解らない...
変わりたい気持ちがどんなに強くあっても、
変わる為に何をしたらいいのか解らなければ、解決には至りません。
そのもどかしい気持ちは私も覚えがあり、
とても共感するところです。
彼女は、自分の性格が問題だと思っていました。
何でも疑ってしまう性格の悪さに問題があると。
本当にそうでしょうか?
ここでするべき質問は、
「なぜだまされないように、何にも疑いを持たなければならなかったのか?」
彼女は、自分が正しい判断ができず、
だまされてしまうイメージを持っていたのです。
自分で必要と思っても、結果的に悪いものだったとか、
相手の言うことを素直に受け入れたら、痛い目にあったとか、
自分の選択に対して、いい結果になる自信がなかったり、
素直に聞き入れると、バカをみるというような経験を過去にしていました。
その為彼女は、だまされないように、
本当に言っていることが正しいのか、疑ってみる。
素直に聞き入れないように、ちょっとナナメからみてみる。
そんな解決策を実践していました。
でもどうでしょう?
自分の判断する基準に対して自信を持っていれば、
話を聞いて、必要なら取り入れる、必要ないなら取り入れないと
判断すればいいだけなのです。
この場合、相手の話や自分の判断を疑うことではなく、
自分の持っている「判断基準」の精度を上げたり、
磨きをかけていく、そこに取り組むことが重要です。
その為には、判断を誤って失敗することもあるでしょう。
その時には、判断基準の精度を上げる絶好のチャンスです!
そこから何が失敗の原因だったのか、
どう判断したらよかったのか、
失敗から学ぶことは、成功から学ぶことより、たくさんあります。
失敗したことを悔やむより、
原因を明確にして次のチャレンジに向かう方が、
よっぱど効率的で、建設的です。
これまで疑いが強かった方は、ぜひ、試してみてください。
そして、それまでと違う結果が出た時は、こっそり教えてください。
みなさんの1つ1つの変化が、次の新しい時代を創っていくと確信しています!
Let's Callenge!!