変化の始まりは “ 認識 ” から

ー自分と自分の宇宙は実在しないー すべての問題の始まりは「自分がある」という人間共通の認識から。今までをAll Zero化した 「0=∞=1」から認識する新しい基準点。  本物のチームプレイ完成に向けてチャレンジしています!

「反骨精神」が、どのように創られたのか? <後編>

〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、

AI時代に必要な人づくり、組織づくりを実現するため、

新しい変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。

 

私は自分で思う自分の特徴の1つに

「反骨精神」があります。 

 

この特徴は、良い面もあれば、悪い面もあります。

どんな特徴でもそれは同じことですが、

私の特徴である「反骨精神」がどのようなプロセスで創られたのか?を

紹介することで、皆さんの特徴を理解するきっかけになればと思っています。

 

なぜ、私がそのような「反骨精神」を持つようになったのか?

きっかけは、幼少期に起きた出来事にありました。

 

「普通」が崩れ去った出来事

私は三姉妹の末っ子ですが、わがままが言えない末っ子として育ちました。

それは、姉二人ともわがままだったからです。

子供であれば、それはごくごく自然なことです。

 

でも私は、そんな姉たちの様子、

その姉たちに手を焼いている母の表情から、

「私はわがまましちゃダメ。母を困らせないようにしよう」

そう思っていました。

 

ある日、母が私のベッドで一緒に寝て本を読んでくれていました。

それが3〜4歳くらいの時です。

その時、5つ上の長女が「ママ、ママ」とダダをこね始めました。

 

「ママが取られる」

 

その恐怖心、危機感、不安感に一気に襲われ、

いつもわがままを言わない私も、

この時ばかりは、強く応戦しました。

 

「ヤダ!!ママ、行かないでーーー!」

 

渾身の想いと、精一杯のわがままを言葉にして、

自分の持っている感情を爆発させました。

 

その結果、母は姉のところに行ってしまったのです...

 

とても信じられない光景でした。

私は訳も解らず、泣き疲れていつの間にか寝ていました。

 

いつも姉はわがままして、わがままをきいてもらっているのに、

 

私はいつもいい子にしていたのに、

 

5つも上で私の方が小さいのに、

 

小さいながらに思っていた「普通」が崩れ去りました。

 

今思えば、それまでも我慢して、思っていたことを

言葉にしたことはなくても蓄積していた淋しさ、悲しさが、

反転して憤り、怒りに変わりました。

 

普通は、妹を優先して姉が怒られるでしょ!

 

普通は、いつもいい子にしていて、わがままも言わないんだから、

一度くらい、わがままきいてくれったっていいでしょ!

 

普通はそうなのに、なんで?

 

考えても解らない矛盾と、整理のつかない感情を封印しました。

そこから始まっていた「反骨精神」

繰り返し過ぎて、そのきっかけになった出来事でどんなことを感じたのかは、

なかなか覚えていなかったり、無意識的だったりすることが多いです。

 

私の場合も、その時に感じた感情より、

繰り返した結果、反転した怒りの感情の方がわかりやすく、

その感情が関係しているのかと思いきや、

その奥にある感情は「淋しさ、悲しさ」でした。

 

今なら、母の気持ちも理解できます。

いつもいい子で聞き分けのいい私に、ある意味信頼があったのだと思います。

大人になってから聞いたみたことがありますが、

母はその時の出来事はあまり記憶にありませんでした。

 

何気ない、日常の中で、時として思わぬショックや

意図しないショックを与えたり、受けたりしてしまいます。

 

それは、人間の初期設定された脳の認識のクセでもあります。

その仕組みを理解して、Zero化することで、

新しい設定を組むことができます。

 

その技術がnTechです。

皆さんはどんな特徴がありますか?

自分で自覚できる特徴は、特に感情が強く出ることが多いです。

そんな糸口からも、自分を知るきっかけになればと思います。