海外では難しい「令和」の観方、捉え方
〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、
AI時代に必要な人づくり、組織づくりを実現するため、
新しい変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。
「令和」の新元号発表において、
海外の反応をまとめたニュースを見ました。
西暦とは別に元号を使うのは、世界の中で日本だけということで、
なかなか海外の方が、理解するのは難しいようです。
「令」の意味をどう訳すのか?ということも
解釈が様々。
「order」と「command」は命令という意味が強く、
「auspicious」は、縁起の良いという意味になりますが、
それをどう解釈するのかも難しそうです。
日本語の表現は、とても繊細で、単語自体も多いので、
どの単語を当てはめるのかでも、意味まで変わってきてしまいます。
日本は長い間、同じ単語でも、複数の意味を持つ単語を
コミュニケーションの中で、普通に使っているということは、
私たち日本人は普通のことでも、海外の人からは普通ではないことなんだと思います。
改めて日本人の感覚的な、感じ取る、察することを
使ったコミュニケーションに感心します。
また、これまで中国の古典から引用してきたのに対して、
今回初めて日本の「万葉集」からの引用ということで、
政治的な意図があるのではという憶測も飛び交っています。
日本の新元号に対して、世界からの注目が集まっていることは、
確かですし、「新元号」というだけにとどまらず、
影響力のあることなのだと認識しました。
各国のメディアでは、このように報道されています。
2019/4/26 6:30日本経済新聞 電子版から引用
どんな「観点」からものごとと出会うのか、
それは日本人の中でも様々ですが、海外であれば、さらに多様化します。
「観点」を理解するには、その観点を創り出す背景、
つまり、国の成り立ちや、歴史を理解する必要があります。
人類全体の歴史も知る必要があることを感じています。
現在、サピエンス全史を読み進めています。
まだまだ、学びは続きます。
そして、改めて外国人であるNohさんが、
これ程までに、日本を理解し、「令和」を深くとらえていることの凄さを
感じずにはいられませんでした。