「決められない」というより「決めたことがない」
〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、
AI時代のチームプレイを実現するため、
新しい変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。
人間は生きている日常で、常に「選択」と「決断」を
繰り返していると言えます。
何をするにも、すぐに判断して、決めないとならない。
そんな状況が常に常にやってきます。
例えば、
朝起きて出かけるまでの時間を考えて、
朝ごはんを食べるのか、食べないのか。
駅までの道でも、右に曲がるのか、まっすぐ行くのか。
仕事でも、解らないことを、
自分で調べるのか、人に聞くのか。
興味のある講座を見つけて、参加するのか、参加しないのか。
これらの日常的に起こる様々な事に対して、
確かに多くの選択と、決断を繰り返していると言えます。
何かを決める時をイメージしてみてください。
お友達とご飯を食べに行って、メニューを見て注文を決めます。
その時にも、
昨日飲みすぎて胃がもたれているから、さっぱりしたものを食べようかな。
とか、
最近、肉が続いているから、野菜か魚がいいな。とか、
さまざまな条件を考えた上で、決めますよね。
このように、意識化されているのか、
無意識なのかの違いはあっても、必ず、思考論理を展開させて、
選択する、決定する道を1人1人が持っています。
こうで、こうで、こうだから、Aにしよう。
こんな感じです。
ここで言いたい事は、
選択する際には、このようにあらゆる条件、状況の影響を受けて、
その限られた範囲の中で、決めているということです。
これは、当たり前のような感覚ですが、
これが人間の意思決定の限界でもあります。
条件、状況、環境によって決める。
この状態だと、一度決めた事も、何かの条件、状況、環境が変わってしまうと、
選択すること、決める事が変わってしまうことになります。
言い換えたら、条件、状況、環境に「支配」されている状態です。
そのため、条件、状況、環境の変化に振り回されて、
自分の本当にやりたいことができない人生になってしまいます。
人間は機械的な条件反射によって
無意識的に、習慣として、選択、決断をしているに過ぎず、
本当の選択、決断をしたことが、実は一度もないのです。
それどころか、無意識的で、習慣性で選択、決断を行っているので、
自分がどんな基準によって選択、決断しているのかさえ、
自分で解っていない人がほとんどです。
その状態であれば、なぜそれを選んだのかの根拠も解らず、
条件、状況によって、コロコロ変わってしまうので、
そんな自分の選択、決断にも自信が持てません。
この問題を突破するキーワードは、
「消しゴム」です。
大自由に、何からも縛られない、支配されない意思決定。
人間の意思決定の進化が必要なタイミングです。
個人の意思決定、集団の意思決定を
アップデートして、新しい個人、新しい集団を創っていきたいと思います。