「できない」「やりたくない」と言えなかった私
〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、
AI時代のチームプレイを実現するため、
新しい変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。
私はタイトルにあるように、
「できない」「やりたくない」と言えませんでした。
それがいつからかといったら、本当に小さい頃、
覚えている限りでは4歳くらいからそうだったと思います。
悪循環のループ
大人になっても、ずっとずっと繰り返していたのですが、
どんな問題が起きるのかと言ったら、
頼まれたら断れないから、仕事量が増えてパンパンになる
↓
パンパンになっても、自分でなんとかしようと、人に頼めない、頼れない
↓
やりたくないことも受けるので、
無意識の抵抗から後回しになってなかなか進まない
↓
いつもやることに追われ、時間に追われ、
なんとか間に合わせる、なんとかするギリギリ人生
こういう方、実は多いのではないでしょうか?
なんとかなる内はまだいいのですが、
体調崩したり、何をやってもうまくいかない悪循環になって、
やってもやっても変わらない状況に嫌気がさして、
喪失感、空虚感を募らせてしまう...
それをなんとか思い直して、またやる気を出してやってみても、
結果、同じような状況に戻ってくる。
そんな事を定期的にやっていました。
この抜け出せないループ。
私の場合、そんな苦しい状況すら、誰にも相談したり、
頼ったり、愚痴を言う事もできなかったので、
余計、その状況を長引かせてしまっていました。
悪循環のループから脱出した効果
このループから抜け出す事ができた時、
変わった事はこんなことでした。
弱音を言ってみたり、できない状況を伝える事ができると、
協力してくれる、助けてもらえる
→言わないと、周りからは「大丈夫なんだな」
「問題ないんだな」「できているんだな」と思われていたことが解ります。
→言ってしまった時の相手の反応や、リアクションが
自分が予測していたものとは違うことが解ります。
→何に困っているのか、大変なのかが解らなくて、
周りの人は協力したい気持ちがあっても、協力できなかったと、
そんな風に、自分に対して思ってくれていたことを気づきました。
「やりたくない」という自分な素直な気持ちに気づくと、
その背景、根底にある自分の無意識に気づく事ができ、
変化のスピードが速まります。
→「やりたくない」なんて言う事が悪のような、
全体や、周りの人からは非難されるような思い込みがありました。
→やるべきことはやらなければならないから、
「やりたい」か「やりたくないか」の問題ではないと思っていたので、
そもそも選択肢になかったことに気づきました。
→本当の思っていることをいつも我慢することが当たり前過ぎて、
実際、自分の本当に思っている事が解らなくなっていた事に気づきました。
感情に振り回されてする選択ではなくなるので、
客観的に物事を判断し、優先順位をつける事ができます。
→できない状況になりたくないと頑張って取り組んでいると、
できなかった時の不安や焦りから、物事を判断し、選択してしまいます。
そうなれば、何が本当に大切なのか、優先することなのかが抜け落ちて
いつの間にか目的、基準が変わっていた事に気づきました。
→限られた範囲の大前提が決まった中からの選択ではなく、
あらゆる可能性や、イメージを広げて考える事ができるので、
新しいアイディアも生まれやすく、思わぬ効果を生み出したりします。
悪循環のループから抜け出すには?
これはチームプレイや組織づくりにとって、とても必要な概念だと見直されています。
Googleのリサーチチームからもレポートされていますので、
ご紹介させて頂きます。
心理的安全性: 心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。心理的安全性の高いチームのメンバーは、他のメンバーに対してリスクを取ることに不安を感じていません。自分の過ちを認めたり、質問をしたり、新しいアイデアを披露したりしても、誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと信じられる余地があります。
Google re:Work - ガイド: 「効果的なチームとは何か」を知る
私の場合もまさに、悪循環のループから抜け出したら、
この脆弱性を話す事ができるようになりました。
旧いイメージのリーダー像では、
なんでもできる人とか、能力に長けている人、引っ張っていってくれる人など、
どこか完璧な人がリーダーのようなイメージがありました。
でも今は、どんどんそのリーダー像も変わってきています。
旧いイメージを繋げてしまうのは、脳の認識のクセです。
悪循環のループから抜け出せないのもまた、脳の認識のクセ、
脳の機能によって、そうなっているのです。
私がこの悪循環のループをどうやって抜け出す事ができたのか。
それは、脳の認識のクセを理解すること、
それが自分と目の前の日常と繋がること、
そして、脳の機能の範囲だけで認識する認識方式から、
新しい認識方式を手に入れることで、抜け出す事ができました。
大前提を疑うといいますが、
「人間が脳を使って認識している」
この誰もが疑わない大前提に、変化の可能性は無限に隠れています。
新しい変化のスタイルで、悪循環のループを抜け出していきましょう。
まず、脳の認識のクセが自分と、目の前の日常に
どんな繋がりがあるのか知りたい方は、
お試しのセッションがあるので、こちらをご活用ください。
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