チームプレイを邪魔する「観点6つの問題」
〜変化の始まりは“認識”から〜をキャッチフレーズに、
AI時代のチームプレイを実現するため、
新しい変化スタイルを提供するCallingerの山口禎子です。
あるプロジェクトやチームを結成して、
目標を掲げ、その達成に向けて、チームプレイしていくプロセスで、
上手くいかないこととはどんなことでしょう?
様々な問題は、すべて「観点の問題」で整理することができます。
なぜならば、様々な問題を生み出している一番深い問題、
問題の根本原因が「観点の問題」だからです。
<観点6つの問題>
「観点」によって、
あらゆるアイディア・意見が出ます。当然のことですよね。
出てくる内容は、やり方や、考え方など様々です。
何かをチームで取り組んでいく時に、
チームメンバーの持っている経験、知識、技術をフル活用して、
お互いを活かし合いながら、目的、目標を一致した状態で、
目指していくことができたら...!
そんな理想を思いながらも、実際にその状態を実現することは
簡単なことではありません。
職場で、家庭で、友人関係の中で、こんな事はありませんか?
「観点の問題」について、対称性で整理してみたいと思います。
観点の問題① ++ 認知:非認知 ++
自分のアイディア、意見に共感、応援する人もいれば、
反対するアイディア、意見を出す人もいるのは当然です。
それが「観点」だからと、知っていたとしても、
様々なアイディア、意見を融合することはできません。
妥協するか、我慢するか、別々に進めていくか、
このような選択肢の中では、チームプレイを発揮することが、
難しくなってしまいます。
だからといって、「観点」を知らなければ、
自分の経験、体験した基準を、
無意識に「正しい」と思い込んでいるため、
その基準と違う人を無意識にバカにしたり、否定したりしてしまうのです。
また、自分が否定されたとか、バカにされたと思って、傷ついてしまうのです。
観点の問題② ++ 異質:同質 ++
そんなバラバラなアイディア、意見は、『個性』でもあります。
様々な経験、体験があるからこそ、その人にしか気づかない「観点」があります。
でも、 違いがあるから、摩擦、衝突が終わりません。
だからといって、違いを無くしてしまっては、
『個性』は失われ、ロボットやファシズムになってしまいます。
表面的には同じにしたとしても、表現しないだけで違う意見を持っていれば、
ストレス、プレッシャーは増すばかりです。
観点の問題③ ++ 固定:流動 ++
多くの経験、体験をしてきた人程、
自分のアイディア、意見が絶対だ!とか、
どう考えても、正しい!そうするべき!と、固定したくなります。
人の意見を受け入れる柔軟性がなければ、変化が生まれにくく、
限界がきてしまいます。
だからといって、なんでも人のアイディア、意見を尊重して、
受け入れてしまえば、周りからは八方美人に見られたり、
常に周りの意見に左右され、振り回されてしまいます。
結局、自分の意見が何なのかが、自分でも解らなくなってしまうのです。
観点の問題④ ++ 自発:他発 ++
例えば、プロジェクトの方針や理念を1から考え、作成したとします。
その方針、理念そのままを、プロジェクトメンバーに共有しようと思っても、
使っている単語のイメージや、概念から共有することが必要ですし、
思考論理体系が人それぞれ違うので、
全員が一致し、共有することは、簡単なことではありません。
人は、「広辞苑に載るような単語を作った事がある」ことは
ほとんどありません。
多くの単語は、誰かに教わり、覚えて、その覚えた単語を組み合わせる事で
考えたり、理解したり、表現したりしています。
単語や概念を覚えて使っているので、
「なぜ、そうなのか?」という本質的な理解が曖昧な状態なので、
根拠がなく、自信を持つ事が難しいのです。
例えば、「人間とは何か?」「自分とは何か?」
それ自体が曖昧なまま、
「自分の役割、MISSIONが何なのか?」を
考える事が、難しいのは当然のことです。
観点の問題⑤ ++ 否定:肯定 ++
相手のアイディア、意見を否定すれば、相手はいい気持ちではありません。
怒る人もいるでしょう。立場や関係性によっては、否定したくても、
できないという場面もあるかもしれません。
だからといって、肯定すれば、相手のアイディア、意見に
従わなければなりません。
肯定ばかりを繰り返し、その「観点」に従っていけば、
自分で考えたり、発想しようとすることが無くなってしまいます。
観点の問題⑥ ++ 完全:不完全 ++
自分の「観点」が完全だ!と思っていては、傲慢になり、
相手に押し付けてしまいます。
完全であれば、新しいアイディア、意見を受け入れる必要を感じず、
その人の成長は止まってしまいます。
そもそもどんなに優秀で、経験豊富だったとしても、
脳と5感覚の不完全性がある為、そこから創られた「観点」は不完全ですが、
それを認めてしまえば、根拠がなくなり、何も決めることができなくなります。
また不完全であれば、自分の言動に、自信を持つことができないのです。
このように、「観点」は、
知っていても問題、知らなくても問題、
違っても問題、同じでも問題、
固定しても問題、変わってしまっても問題、
自分出発でも問題、他人出発でも問題、
否定しても問題、肯定しても問題、
完全でも問題、不完全でも問題なのです。
この問題を解決しない限り、
チームプレイが上手くいくことができません。
一時的、部分的にできたとしても、
条件によって変わってしまうチームプレイになってしまうのです。
「観点の問題」を解決するために必要な技術とは?
実はこの「観点の問題」は、
人類が誕生して以来、500万年間もの間、
誰も解決することが出来なかった問題でもあります。
「観点」は、みんな持っていますが、
誰も「観点」の外に出た事がない為、
この問題に気がつかなかったので、
その問題を解決しようとするアプローチもしてこなかったのです。
「観点の問題」を初めて、問題の根本原因だ!と、
Define(規定)した人が、認識技術開発者であるNoh Jesu氏です。
Nohさんのブログの中で、学校教育についての記事があります。
注目すべき内容を引用すると、
人間より優れたAIが、Deep Learningで自ら進化し続ける時代に向け、これからどの国でも、人間自体を進化させる真の教育でなければ通用しなくなるでしょう。 まさに、人間自体にDeep Learningが起きる教育のパラダイム転換が必要です。
無限大の好奇心と持続的なモチベーションを可能に(維持)する学問(Input方式)と教育(Output方式)(を可能にすること)が、人間のDeep LearningでありDeep teacherです。
これまでは、学校と企業は別々のものでしたが、これからの時代は、企業が学校となり、このInput方式とOutput方式を教える場になっていくことが重要だと考えています。
「これからの時代に必要な教育とは?」学校教育の課題と教育のパラダイム転換 - Noh Jesuオフィシャルブログ(ノ・ジェス, 盧在洙)
AIが登場している今の時代、
私たちが何を繰り返しトレーニングしていく必要があるのか。
これは、学校教育に限らず、企業や家庭など、
組織を形成していく為に、必要な教育だと感じました。
是非、全文はNohさんのブログにてご覧ください。
「観点の問題」が問題の根本原因であり、
その問題を解決する技術が認識技術、観術 - Kanjutsu - です。
まだ、人類が完成したことがない、
誰も味わった事のない、本物のチームプレイ。
根本的な原因を解決したチームプレイを創っています!
関心ある方は、是非、お気軽にご連絡ください。
新しいチャレンジを一緒にしていく方を募集中です!